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2024年度研修プログラム向けて実態把握求める、働き方改革で

レポート 2019年5月30日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

厚生労働省の医道審議会医師分科会医師臨床研修部会(部会長:桐野高明・東京大学名誉教授)は5月29日、働き方改革を踏まえた初期臨床研修プログラムのスケジュールを示した。2023年度開始の研修プログラムで時間外労働を含めるためには、36協定の 締結が必要となるため、2019年度中に実態把握を行うための通知を出すことで合意した(資料は、厚労省のホームページ)。 医師の働き方改革では、研修医では「C1」(集中的技能向上水準、初期・後期研修医が該当)と、「C2」(医籍登録後の臨床従事6年目以降の者が、高度技能の育成が公益上必要な分野について、特定の医療機関で診療に従事する際に適用)を設定し、時間外労働時間の上限を年1860時間としている。施行は2024年度から。 「C1」の適用に当たっては、「医師の働き方改革に関する検討会報告書」では以下のように定めている。 (1)専門研修プログラム/カリキュラムにおいて、各研修における時間外労働の想定最大時間数(直近の実績)を明示することとし都道府県が特定する。 (2)当該医療機関に追加的健康確保措置が義務付けられるとともに、対象業務(「臨床研修(または専門研...