1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 麻生財相「地域医療構想は不十分」、経済財諮問会議

麻生財相「地域医療構想は不十分」、経済財諮問会議

レポート 2019年6月1日 (土)  高橋直純(m3.com編集部)

政府は5月31日の経済財政諮問会議(議長・安倍晋三首相)で、6月に予定される「経済財政運営と改革の基本方針2019(骨太の方針2019)」の取りまとめに向けて、骨子案を示した。社会保障分野では「社会保障改革による負担の伸びの抑制・労働参加の促進」という文言が盛り込まれた。麻生太郎財務大臣は会議で、「地域医療構想は2025年に達成すべき病床数に沿ったものとなっておらず不十分。再合意に向けて適切な基準を設定することは重要」と指摘した(資料は、内閣府のホームページ)。 6月に閣議決定が予定される骨太の方針2019の取りまとめに向けて、この日は4月10日に続き2回目の社会保障分野の議論が行われた(『「医師の生産性、2040年までに7%以上改善」医療・福祉サービス改革プラン』を参照)。 安倍首相は「社会保障分野の改革を新経済・財政再生計画に沿って着実に実施していくことが重要。特に地域医療構想の実現や全国保健医療情報ネットワークの本格稼働について、根本厚生労働大臣には進捗を管理しながら確実な実行をお願いする」と述べた。麻生財務大臣は現状の地域医療構想は不十分として「再合意の具体的な期限の設定、見え...