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2020年度内に医療従事者向けAI教育プログラムを構築、厚労省

レポート 2019年6月7日 (金)  長倉克枝(m3.com編集部)

厚生労働省は6月6日に開催した「保健医療分野AI開発加速コンソーシアム」(座長:北野宏明・ソニーコンピュータサイエンス研究所社長・所長)第8回会議で、健康・医療・介護・福祉分野でのAIの開発・利活用を推進するための具体的な対応案を公開し、医療関係者の養成施設においては今年度内に、医療従事者向けには2020年度内にAI教育プログラムを構築するとした。また、個別の具体策については同コンソーシアム内にワーキンググループを設置し、今後も議論を継続していく予定(資料は、厚労省のホームページ)。 6月6日に開催された保健医療分野AI開発加速コンソーシアム第8回会議 同会議では、保健医療分野のAI開発加速化に向け、現在厚労省で進めている重点6領域(ゲノム医療、画像診断支援、診断・治療支援、医薬品開発、介護・認知症、手術支援)それぞれについての課題の同定と、それを取り除くための提案のほか、今後の取り組みについて2018年7月から検討をしてきた。 今後新たに検討が必要な課題として、以下の4点が指摘された。 データ入力:AI開発に必要な臨床情報収集に関する関係者の負担軽減策について、パネル検査の保険適⽤に...