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「あなたの職場の残業を減らす10の方法」、全医連第12回シンポ

レポート 2019年6月10日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

全国医師連盟は6月9日、都内で開催した第12回シンポジウム「医師の働き方~先行事例の紹介と、これからの展望」で、淀川キリスト教病院(大阪市)の産婦人科医、柴田綾子氏は、「あなたの職場の残業を減らす10の方法」とのテーマで講演した。 同病院で5年前から進めた働き方改革の実績を踏まえ、「最も重要なのは、間違った思い込みを捨てること」として、「残業は必要悪」、「全員が同じように働かなければいけない」という思い込みを捨て、意識改革から始める必要性を訴えた。 淀川キリスト教病院の柴田綾子氏 柴田氏自身、5年前は時間外労働が月100時間を超えることもあったが、現在は月40時間程度まで減った。10のうち、残る9の方法を、「明日からできるもの3つ」、「効果が高いもの3つ」、「働きやすくする3つ」に分けて紹介。「明日からできるもの3つ」として挙げたのは、(1)病状説明の時間の掲示、(2)時間外に主治医を呼び出さない、(3)情報共有ツールの導入――だ。 淀川キリスト教病院内でも、診療科によって取り組みに差があるものの、「病状説明の時間の掲示」は、病院全体の取り組みとして、病院のホームページにも掲載している...