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オンライン診療実施医師は研修必修に、指針改定案まとまる

レポート 2019年6月11日 (火)  長倉克枝(m3.com編集部)

厚生労働省が6月10日に開催した「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」(座長:山本隆一・一般財団法人医療情報システム開発センター理事長)の第6回会議で、指針の改定案がおおむね了承された。同検討会での議論が紛糾した、原則初診対面診療の例外として緊急避妊薬処方が可能となり、患者が看護師等といる場合のオンライン診療や遠隔手術の指針も追加されたほか、オンライン診療を実施する医師の2020年4月以降の研修必修化、医師と患者の本人確認方法などの要件が新たに追加された(資料は厚労省のホームページ)。 6月10日に開催されたオンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会 オンライン診療の適切な実施に関する指針は2018年3月に策定され、保険診療だけでなく自由診療でのオンライン診療もこの指針の対象となる。技術の進展などが早いことから、1年に1回指針の改定が行われ、今回は策定以来、初の改定となる。改定にあたり、検討されたのは以下の点。 1.指針の対象 オンライン受診勧奨と遠隔健康医療相談等の整理 2.オンライン診療の提供(診療行為)に関する事項 (1)対面診療との組...