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医師の働き方を根本から変える第一歩 - 済生会熊本病院◆Vol.2

インタビュー 2019年7月2日 (火)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――済生会熊本病院では、2017年度から整形外科で病院総合医(包括診療部所属の医師)を導入、順次対象病棟を拡大されています。どんな成果を挙げているのでしょうか(同病院包括診療部部長の園田幸生氏へのインタビュー。取り組みの概要は、Vol.1を参照)。 私自身は、2017年度は整形外科を、2018年度からは脳神経外科と脳神経内科が中心の「3階病棟」を担当しています。「3階病棟」の実績について、この3月にアンケートを実施しました(医師14人、看護師・コメディカル50人の回答を集計)。 病院総合医を束ねる包括診療部部長の園田幸生氏は、消化器外科医。 「病院総合医の導入のメリットがあったか?」の質問には、医師は14人中、13人(93%、「大いにそう思う」6人、「そう思う」7人)が、「あった」と回答。「どちらでもない」は1人のみ。看護師・コメディカルは、50人全員(「大いにそう思う」35人、「そう思う」15人)が病院総合医を評価していました。いずれも「そう思わない」との回答はゼロでした。 「どのようなメリットがあったか?」を項目を挙げて聞いたところ、いずれも看護師・コメディカルの方が高いという結果...