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「UHCに関する東京宣言」、WMA・JMA主催の「H20」で採択

レポート 2019年6月14日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

世界医師会(WMA)と日本医師会(JMA)の共催で、「Health Professional Meeting(H20)2019」が6月13、14日の両日にわたり、東京で開催され、「UHC(Universal Health Coverage)への道」をテーマに議論、会議の最後に「UHCに関する東京宣言」を採択した。日本医師会会長の横倉義武氏は、6月末に大阪で開催される「G20 大阪サミット」に向けて提言していくと説明した。 「UHCに関する東京宣言」を読み上げる、世界医師会理事会議長のFrank Ulrich Montgomery氏(左)と、日本医師会常任理事の道永麻里氏(右)。 「UHCに関する東京宣言」は、世界医師会と日本医師会は、WHO(世界保健機関)、各国政府などによるUHCを提供するヘルスケア制度の開発を促進する取り組みを歓迎すると明記した。その実現に向け、医療専門家の教育と定着化の必要性を指摘。世界医師会は、世界の全ての医師、医師会に対し、UHCの擁護と実現に重要な役割を果たすことを奨励するとした。 6月に福岡で開催されたG20の財務大臣・中央銀行総裁会議で、UHCが議題にな...