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三位一体改革「病院混乱しないよう丁寧に」四病協

レポート 2019年6月21日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

四病院団体協議会は6月19日に総合部会を開き、地域医療構想、医師・医療従事者の働き方改革、医師偏在対策のいわゆる「三位一体改革」や新専門医制度、看護補助者に関して議論した。終了後に記者会見した日本病院会会長の相澤孝夫氏は三位一体改革について「3つが関係していることは疑いのない事実で全く切り離しては考えられないが、一度にドーンと進めていくことには、病院団体としては細かな配慮を持って病院が混乱しないように進めてほしいと意見があった」と述べた。 地域医療構想について地域の調整会議でいろいろな議論が進行中だとして、「地域の調整が非常に重要であるところに、医師・医療従事者の働き方や偏在対策は国がある程度の計算式で二次医療圏に『こうしろ』と言っており、それが入ってくることで地域医療提供体制の改革を進めていくことにブレーキがかかる、変な方向に行くのではないかという意見があった」と指摘した。 看護補助者については、病棟の看護助手が年々減ってきており、病院で募集してもなかなか応募がないのが現状だと説明。介護に関わることが増えてきており、病棟の看護補助者で介護の仕事を担う人と介護福祉士の棲み分けや評価をど...