専攻医シーリングの協議会、早ければ7月にも

日本専門医機構理事長の寺本民生氏は6月24日の記者会見で、専攻医のシーリング（専攻医の募集定員の上限）の協議会について、早ければ7月にも設置する見通しであることを説明した。寺本氏は、「2018年度の3師調査（医師・歯科医師・薬剤師調査）の結果がまとまってくるのは、この12月くらいになるだろう。その結果と突き合わせをしなければならない。それに基づいて、来年早々には報告できるようにしたい」と語り、時間的には厳しいスケジュールとしながらも、できるだけ早急に検討を進める方針。 シーリングについての協議会設置は、5月の理事会で決まっていた。2020年度研修開始の専攻医については、地域別・診療科別のシーリングが新たに導入される。その数値にいろいろな意見が出ていることから、2021年度以降の検討に向け、協議会設置が決まった（『2020年度専攻医シーリング、日本専門医機構理事会で了承』を参照）。 2020年度の専攻医について、寺本理事長は「各主団体から、それなりの意見を承り、それをお聞きして今、シーリングの方針がある程度、固まった。専門研修プログラムの募集も開始し、（都道府県の）地域医療対策協議会に送...