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「公的広域ネットワーク構築の議論加速」石川日医常任理事

レポート 2019年6月25日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会常任理事の石川広己氏は、6月23日の第145回日医代議員会で、マイナンバーカードの健康保険証利用について、「マイナンバーカードのICチップを用いて保険の有効性確認を実現する仕組みであり、マイナンバーそのものではなく、マイナンバー制度のインフラを活用した、オンライン資格確認の仕組み」であると説明。カードリーダーや回線設備などが整った医療機関から順次進めていくことであり、これらの設備が整わない場合には従来通り、健康保険証で資格確認を行うことになるとした。 石川常任理事は、「全ての医療機関がメリットを享受できるように、周辺部分のインフラ整備も含めて検討を行わなければならない」と指摘。これまで医療分野では目的別、地域別にネットワークが構築されてきたが、地域医療や多職種の連携はもちろん、医療等IDなど多様な用途に共通利用が可能で、かつ高度なセキュリティーが確保された公的広域ネットワークの構築に向けた議論を加速すべく、今後も対応していく方針を示した。 日本医師会常任理事の石川広己氏。 東京都代議員の目々澤肇氏は、今年5月に成立した改正健康保険法で、マイナンバーカードの保険証利用、オンライ...