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オンライン診療指針改定に1652件、9割が緊急避妊薬処方に意見

レポート 2019年6月28日 (金)  長倉克枝(m3.com編集部)

パブリックコメントで寄せられた意見は34倍に――。厚生労働省は6月28日に開催した「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」(座長:山本隆一・一般財団法人医療情報システム開発センター理事長)で、同指針の見直し案について6月13日から6月24日まで実施した意見募集の結果について議論した。意見は1652件寄せられ、そのうち9割以上に当たる1528件は緊急避妊薬処方についての意見だった(資料は厚労省のホームページ)。2018年3月の指針策定時の意見募集で寄せられた意見は48件にとどまっており、その約34倍に当たる。 6月28日のオンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会 「オンライン診療の適切な実施に関する指針」をめぐっては、2018年3月に策定され、その後、毎年1回見直しをするとされており、今回は初めての改定となる。前回までにまとまった改定案(『オンライン診療実施医師は研修必修に、指針改定案まとまる』参照)についてパブコメを募集したところ、緊急避妊薬処方について、セキュリティー関連、遠隔健康医療相談関連、オンライン診療実施に当たっての医師らの研修関連...