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医療技術の再評価は「分科会と別組織で」の意見も、日病協

レポート 2019年6月28日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

日本病院団体協議会は6月28日に代表者会議を開き、中央社会保険医療協議会や社会保障審議会の審議内容について議論した。記者会見した日本精神科病院協会副会長の長瀬輝諠氏によると、医療技術の再評価について「そのための組織をつくってほしい」と厚生労働省への要望が出たが、中医協委員でもある全日本病院協会会長の猪口雄二氏からは組織づくりはやるべきだが、「かなり人員とお金がかかるのではないか」との懸念が示されたという。日本病院会会長の相澤孝夫氏も、記者会見で「(既存技術は)ものすごい量だ。それを全部今の診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会で再評価するのは大変なので、他のところでやることを考えてはどうかということだ」と述べた(『新技術の評価は点数上乗せか同等か、中医協』を参照)。 相澤氏(左)と長瀬氏 ポリファーマシーについては高齢者が薬を重複投与されて、期限切れがあることや、薬局にも期限切れで廃棄しなくてはいけないものがあるため、薬に刻印をして期限切れが分かるようにしてほしいという意見があった。フォーミュラリーについては、「形を作れれば一番いい」といった意見が出たという(『薬のフォーミュラリー、...