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“2065年問題”、健康寿命の延伸が不可欠 - 古川俊治・参院選立候補予定者に聞く◆Vol.2

スペシャル企画 2019年7月2日 (火)  m3.com編集部

――2015年10月からスタートした医療事故調査制度についても、先生はいろいろ発言されています。 事故調も悔やまれます。もともと民主党時代にあった案がそのまま通ってしまって、やはり不十分でした。医療機関にとっては、負担ばかりが増えた。残念ですよね。法案に対しては不備だと指摘したのですが、医療界からも「政権交代の度に厚生労働省の検討会での合意に向けた努力が白紙にされては困る。まずは制度を作り、後から直すことにしてほしい」という意見があったのです。だけど、やはりこれがなかなか直らなかった。医師法21条の改正もできていない。この辺りはこれからの課題です。 古川俊治氏 ――具体的にはどんな改正を考えているのですか。 (異状死体の届け出をしなかった場合の)罰則規定を取ることです。自己が罪に問われる恐れがある問題を警察に知らせるために、あんな刑罰を伴った不合理な協力義務があるのは、医師法21条くらいです。 ――ところで、そもそも先生が医師になり、また外科医を目指された理由は何でしょうか。 やはり親父が外科医だったせいもあるけれど、医師になるのだったら、自分で手を動かす仕事、自分の手で患者さんを治す...