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地方の医療現場の声を「医師確保の困難、都会に分からない」―小松裕・参院選立候補予定者に聞く

スペシャル企画 2019年7月3日 (水)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

今夏の参院選で、自民党からの長野選挙区での出馬を予定している医師、小松裕(ゆたか)氏。スポーツドクターとして5度のオリンピックに参加した経験などを持ち、2012年に自民党の公募に応募、衆院議員2期5年間を務めた。今回は参議院に鞍替えし、国政復帰を狙う。参院選にかける思いを聞いた(2019年6月26日にインタビュー)。 ――2期5年間(2012―2017年)の衆院議員としての医療関係の実績をお聞かせください。 脳卒中・循環器病対策基本法(2018年12月公布)は最初、自公の議連から始まりました。この中身は、石井みどり氏(自民党参院議員)らと一緒に私が走り回り、固めました。成立は私が落選してからでしたが(笑)。昨年末の国会で成立した成育基本法もそうです。 健康とスポーツの関わりでは、2015年に発足したスポーツ庁も、初当選以来、議連PTの幹事としてその設立を後押ししてきました。これまではオリンピックは文部科学省、パラリンピックは厚生労働省が所管でしたが、スポーツ庁ができて一緒に支援するようになりました。私は医師として障害者スポーツを支援してきましたが、政治家としても障害者を支援する仕組みが...