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高額薬剤は「先進医療で」医師の4割

レポート 2019年7月6日 (土)  大西裕康(m3.com編集部)

小野薬品工業の免疫チェックポイント阻害剤「オプジーボ」(一般名:ニボルマブ)が登場して以降、何かと話題になっているのが医療用医薬品や再生医療等製品の価格だ。m3.com医師会員を対象に調査(勤務医1886人、開業医492人が回答)したところ、6割以上が医薬品などの高額化に問題意識を持っていた。また年代が上がるにつれて「問題ある」との回答割合が増えた。公的医療保険での取り扱いについては、保険外併用療養の対象になる「先進医療」として実施すべきとの回答が最も多かった(『CAR-T細胞療法「キムリア」、1患者当たり3350万円』などを参照)。 Q1:治療効果が高ければ、開発に要した費用などを勘案した結果として値段が高くなってしまうことは問題か。(勤務医、開業医別) Q1:治療効果が高ければ、開発に要した費用などを勘案した結果として値段が高くなってしまうことは問題か。(年代別) 医師会員全体で見ると、「問題ある」(32.5%)と「やや問題ある」(33.7%)を合わせ、66.2%が問題あると考えていることが分かった。「問題ある」との回答は、勤務医(30.1%)よりも開業医(41.7%)の割合が多か...