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「保険診療の在り方を見直す時期」「許容すべき」

レポート 2019年7月7日 (日)  大西裕康(m3.com編集部)

高額な薬剤の開発が続いている現状と国民皆保険の持続可能性について自由回答を募ったところ、保険診療の在り方の見直しを議論すべき時期との意見や、高齢者に対する積極的治療と保険診療の関係も議論すべきとの意見が多く集まった。希少疾病や難病については、公的保険とは別の仕組みで治療を支えるべきとの意見も複数出た。 【保険診療の在り方を見直す時期では】 ・Primary endpointの改善を認めない高額薬品(例えばoverall survivalが伸びない分子標的薬など)は、保険診療としては認めるべきではない。[勤務医] ・発売後すぐから、車のように強制保険加入、かつ個々で保険加入し、健康保険と3階建てでリスク分散。[開業医] ・民間の保険も併用することを義務化して、自動車の自賠責保険と任意加入と同様の医療保険とすべき。[開業医] ・保険診療時の限度額、上限額を設け、超高額医療(数百万円以上)に際しては、補助金制度にしてはいかがか。お金のある人は自費治療が可能な状況にしておく必要はあると思う。お金のない人は、保険診療内で治療をして行ける体制が維持できていればよいのではないかと思う。[開業医] ・...