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日病会長、宿日直の新通知「少し医療現場に近づいた」

レポート 2019年7月3日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

日本病院会会長の相澤孝夫氏は7月2日の定例記者会見で、7月1日付で発出された厚生労働省労働基準局長通知「医師、看護師等の宿日直許可基準について」に関し、「現代化という形で前の通知とは違う形で出されて、少し医療現場に近づいたという気はしている」と述べた。これに対応して各病院が体制を整えていく必要があり、「まさに病院のマネジメント力を試される時代になってきた」との認識も示した(『医師の宿日直、3条件かつ「十分な睡眠」で許可、厚労省通知』を参照)。 相澤氏は自身が経営する相澤病院(長野県松本市)での統計を例に取り、救急患者が多いのは午後11~12時ごろで、その後は救急車が少なく、また午前8時ごろから忙しくなるとして、「朝、夜中の忙しい時間帯をみんなでカバーする、あるいはその一部を勤務にしてその分をどこかで休むというような全体のスケジュールをつくってやっていくことなどが必要だ」と説明。それに対応するために、データを取ってマネジメントをしていくには「今の事務員だけで足りるのか。できれば、事務員一人の手当てくらいは厚生労働省で出してくれないかと思う」とも述べた。 相澤氏は、全国医学部長病院長会議(...