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ブランド力向上、JCIの認証取得を目指す - 虎の門病院◆Vol.2

インタビュー 2019年7月16日 (火)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――新病院は、「虎ノ門二丁目地区」の再開発地域の一角にあります。基本コンセプトはいつ頃から検討を始めたのでしょうか(建築の詳細は、『19階建ての新病院にリニューアル - 虎の門病院◆Vol.1』を参照)。 虎の門病院の開設は1958年。長年使用している建物もあり、病院のコンセプトが古く、個室が少ないことも含めて、患者ニーズに対応できないという課題を抱えており、15年以上前から検討が始まっていました。 この土地は、もともとは鍋島藩の中屋敷。そこに当院のほか、JTビル、国立印刷局本局・虎の門工場、共同通信会館があり、その区画整理から始まったようです。病院の目の前を通る“マッカーサー道路”(環状2号線)を含む再開発もあり、当院単独で進めるわけにはいかず、新病院のオープンまでは時間がかかりました。 私は2013年に院長に就任、現在7年目です。就任時点で、外来化学療法室、手術室、ICUなどを充実、個室を増やすなど、既に基本コンセプトはできていました。私はそれを再検討して、より時代に合うように調整しつつ、具体的な設計に入ったわけです。 虎の門病院院長の大内尉義氏。 ――新病院オープンに関する院内報...