新「10万人調査」実施へ、医師の働き方改革

厚生労働省は7月5日に開催した「医師の働き方改革の推進に関する検討会」（座長：遠藤久夫・国立社会保障・人口問題研究所長）で、9月に医療機関など1万9112施設とこれらの施設に勤務する医師14万1880人を対象に「医師の働き方実態調査」を実施することを発表した。 2016年に同規模のいわゆる「10万人調査」を行ったが、「働き方改革」が社会的な問題として認識され始めたばかりの時期のもので、「医師の働き方改革に関する検討会」ではその後の状況を反映できていないことも指摘されていたため、3年間でどのような変化があったのか、あるいはなかったのかなどが明らかになることも期待される（資料は厚労省のホームページ、前回の調査は『医師10万人調査、結果公表！』を参照。検討会の内容は『医師の働き方改革「推進」、来年国会への法案提出目指す』）。 調査は1万9112施設（前回1万2045施設）と所属する医師14万1880人（同14万9112人）に紙の調査票を配布し、9月2日から9月8日までの1週間の勤務状況や施設の労務管理の状況などについて質問する。内訳は病院8412施設と医師13万110人（前回2331施設と医...