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外保連83学会、2020年度改定に向け405項目を要望

レポート 2019年7月9日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

外科系学会社会保険委員会連合(外保連)は7月9日の記者懇談会で、2020年度診療報酬改定に向け、手術料や材料価格の新設・改正等について、83学会から提出された計405項目を厚生労働省に要望することを明らかにした。内訳は、新設164項目、改正207項目、材料34項目。8月上旬に予定されている厚生労働省からのヒアリング時に説明する。 外保連会長の岩中督氏は、「前回(2018年度)改定では、手術料と外保連試案との乖離が大きい手術や、手術料の中に診療材料代が多く含まれている手術が中心に引き上げられ、ちょっと一息ついたが、積み残している課題はかなりある」と述べ、前回改定で対応した高点数の手術だけでなく、今回は地域の医療機関が疲弊しないよう、比較的難易度が低い普遍的な手術の点数についても見直しを求めていくとした。手術料決定の際に参照される「外保連試案2020」は、今年11~12月にまとまる予定だという。 「積み残している課題」の一つが、外保連試案の人件費や償還不可の診療材料費だけで手術料を超える項目の見直し。2018年度改定後も、人件費が診療報酬を超えるのが2477件、うち3倍超は311件で、償還...