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全自病「地域総合専門医(仮)」の創設を検討

レポート 2019年7月11日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

全国自治体病院協議会会長の小熊豊氏は7月10日の定例記者会見で、同協議会などで総合診療専門医の2階建て部分として「地域総合専門医(仮)」の創設を検討する考えを明らかにした。また、日本医師会との意見交換があったことを報告。厚生労働省「地域医療構想に関するワーキンググループ」で日医が公立病院に対する繰入金をまとめた資料を出したことについて、「地域医療構想自体がずれてきており、それが(表に)出てきたのが22回の資料提出。日医には機能的すみ分けを壊すことにつながりかねないがそれで良いかと問いかけたい」と指摘した。 日本専門医機構の総合診療専門医制度については、全自病と全国国民健康保険診療施設協議会(国診協)とともに新たな検討委員会を立ち上げ、8月にも第1回の検討会を開くと説明。 (1)特任指導医への要件として認められている両協議会の地域包括ケア・ケア認定の教育部門の中身の充実が必要 (2)サブスペシャルティ(2階部分)が定まっておらず、新たに「地域総合専門医(仮)」(地域包括医療・ケア認定医)の検討 などの課題に早急に取り組む必要があるとしている。末永裕之氏(小牧市病院事業管理者)は、総合診療...