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「在宅医療は21世紀のイノベーション」、2学会合併で第1回大会

レポート 2019年7月19日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

第1回日本在宅医療連合学会大会が7月14、15日の2日間にわたり、都内で開催された。同学会は、日本在宅医学会と日本在宅医療学会が今年5月合併して誕生、その最初の大会だ。テーマは、「ひとつになる 医療 福祉 介護 行政との協働 連携から統合へ まちづくりに向けて」。参加者は、医師やコ・メディカルなど、約5000人に上った。 新学会創立記念講演と新学会創立記念シンポジウムは、「在宅医療は21世紀のイノベーション」がテーマ。シンポジウムに登壇した日本在宅医療連合学会代表理事会長の蘆野吉和氏(社会医療法人北斗地域包括ケア推進センター長)は、2つの学会の合併は「1+1=2」ではなく、「1+1=∞(無限大)」であると述べ、「両学会の取り組みを継続することはもちろんだが、立場と視点が多少違う学会が合併することで、多くの魅力が出せると考えている。これまでの医療の在り方、地域の在り方を変えていきたいという共通点がある」と抱負を語った。 日本在宅医療連合学会代表理事会長の蘆野吉和氏 同学会では、4つのビジョンを掲げ、目標達成のための活動として、12項目を挙げている。蘆野氏は、具体的活動として、(1)病院医...