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「3年半に9回の指導」歯科医師が実例報告、健康保険法改正研究会シンポ

レポート 2019年7月22日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

医師、弁護士の有志らによる「指導・監査・処分改善のための健康保険法改正研究会」は7月21日、第8回シンポジウムを静岡市で開催した。広島市で3つの歯科医院を経営、約3年半の間に計9回の指導を受けたものの、この分野に精通した弁護士の帯同でそれを止めた事例報告のほか、9月7日の日本弁護士連合会の第21回弁護士業務改革シンポジウムで指導・監査が取り上げられることが紹介され、指導・監査が適切な手続きで行われるためには弁護士が帯同する必要性が強調された。 本研究会共同代表で弁護士の井上清成氏は冒頭の挨拶で、第21回弁護士業務改革シンポジウムの第5分科会で、「行政手続における弁護士の関与業務の展開~健康保健医療、税務、生活保護の現場で~」が企画され、指導・監査について議論されることを紹介。衆院議員で、自民党の前厚生労働部会長の橋本岳氏による「指導・監査は、法令に基づいて行われる行政手続きである以上、当然に適正な実施が求められる」とのメッセージも披露し、指導・監査が適正な手続きの下で行われるよう、弁護士の帯同を広げていく必要性を強調した。 弁護士の井上清成氏 弁護士業務改革シンポジウムで事例報告される...