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「勤務医が起業」、お役立ち情報をお教えします

オピニオン 2019年8月4日 (日)  神田橋宏治(医師、DB-SeeD社長)

13回目です。 最近僕の周りにも、医師で会社を作る人がますます増えてきました。世の中に会社は多分400万社ほどあり、年間10万社以上が新たに設立されています。中でも合同会社という形態は株式会社に比べて設立や運用が簡単なせいか、年々増えてきており、今では創業する会社のうち5社に1社以上は合同会社です。ただそれでも資金を調達して事業をしようという先生方は株式会社を作っておられます。 そうやって会社を運営している方の多くはキラキラしているのですよね。うちの会社はこんな賞を取ったとか、こんな社員が生き生きと働いているとか。あるいは小さな会社でもこのように資産を運用しているとか……。臨床でオピニオンリーダーになっている若手の先生方が高い使命感をうたい上げ、実践されているのと似たような感じです。 僕も、合同会社を立ち上げた一人ですが、そういうキラキラした人間ではないので泥臭い話をします。今回は会社を作った後に僕自身が何をしたかという話です。おそらく勤務医で、“マイクロ法人”を立ち上げる方には役に立つと思っています。 うちの会社は自分が代表で、妻が従業員という2人体制です。妻は私が最初に入学した東京...