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「外来医療計画は開業規制」は誤解、日医が改めて説明

レポート 2019年7月24日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会常任理事の釜萢敏氏は、7月24日の定例記者会見で、厚生労働省医政局地域医療計画課長の鈴木健彦氏が、7月18日の社会保障審議会医療部会の冒頭で、「今回の外来医療計画の仕組みは、医師の開業を強制力をもって制限するものでは全くない」と説明したことを紹介した。 釜萢氏は、厚労省の医療従事者の需給に関する検討会「医師需給分科会」などで、「くれぐれも誤解を招くようなメッセージを発しないように、地域が混乱することがないように、日医は厚労省に申し入れていた」と説明。それでも、「外来医療に係る医療提供体制の確保に関するガイドライン」が今年3月に発出後、「開業が難しくなるのではないか、といった懸念が全国から寄せられていた」という。6月の日医代議員会でも、同様の懸念が挙がっていた(『医師確保計画は「自由開業制」規制にあらず - 今村聡・日医副会長に聞く』を参照)。 日医常任理事の釜萢敏氏 都道府県は、医師偏在対策として、2019年度に「医師確保計画」と「外来医療計画」を策定、2020年度からの実施が求められている。 釜萢氏は会見で、改めて「外来医療計画」の趣旨について説明した。2008年度の医学部...