四病協税制改正要望「病院は原則、消費税課税に」

四病院団体協議会は7月24日の総合部会で、2020年度税制改正要望をまとめた。病院に関して消費税を原則課税にすることなど13項目で、記者会見した日本病院会会長の相澤孝夫氏は「四病協はもともと原則課税と言ってきた。不公平な扱いをなくして抜本的な解決をしようとすると、診療報酬（への上乗せ）では無理だ」と述べた。 他に新たな項目は、認定医療法人制度の実施期間の延長および認定期間の緩和と、介護医療院への転換時の改修に係わる不動産取得税の減免で、残りは例年と同じ内容だという。 部会では、現在は四病協として出している日本専門医機構の社員について、構成する日病、全日本病院協会、日本医療法人協会、日本精神科病院協会の4団体それぞれから出せるよう要望することも決めた。四病協には法人格がなく、同機構から会費を請求することもできないため、社員でありながら会費は出していない状態だといい、変更を求めていく。機構発足当初から団体ごとに社員となれるよう求めていたが、認められていないという。...