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追加合格の女子学生「何としてでも東京医大以上の医学部に入ろうと決意」

レポート 2019年7月27日 (土)  高橋直純(m3.com編集部)

東京医科大学の不正入試問題を巡り、性別を理由に不利な扱いを受けて入試への信頼を裏切られたとして、大学側を相手取り、元受験生の女性36人が計約1億4000万円の損害賠償を求めた訴訟の第2回口頭弁論が7月26日、東京地裁(谷口安史裁判長)で開かれた。 出廷した原告女性は、東京医大を2度、第一志望としながらも不合格になった。2018年夏に追加合格の連絡が来たが、今年の春に別の医学部を受験し、合格した。「あんなに入りたかった東京医大に入学をしなかったのは、東京医大のあまりにも酷い対応をどうしても許すことができなかったから。何としてでも東京医大以上の医学部に入ろうと決意した」と述べた(第1回公判は『3度不合格の女性「なぜ人の人生を性別で品定めするのか」、東京医大訴訟』を参照)。 陳述内容は以下の通り。 私は、子どもの頃から手先が器用でした。その特技を人のために役立てられる仕事として、外科医を志望しました。また、外科医が不足している現状を知り、少しでも助けになりたいという気持ちもありました。 私は2017年、2018年と2度、東京医科大学を受験しました。2回とも東京医大は私の第一志望校でした。家か...