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働き方改革の危惧「医師のやる気そがないか」-順天堂大学眼科助教・猪俣武範氏◆Vol.1

スペシャル企画 2019年8月11日 (日)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

メディアでも活躍する13年目の外科医、中山祐次郎氏(福島県郡山市の総合南東北病院外科)が医療界内外の「憧れの人」に会いに行く対談企画「一介の外科医、憧れの人に会いに行く」。第16弾は順天堂大学医学部眼科学教室助教の猪俣武範氏。研究に従事する一方、米国でMBAを取得し、大学病院の経営にも参画しています。医師の働き方やキャリア、大学にいるメリットなどについて議論しました(2019年7月5日に対談。全4回の連載)。 中山:今日は厚生労働省の「医師の働き方に関する検討会」の構成員として、大学病院勤務医の立場から議論に参加した順天堂大学医学部眼科学教室助教の猪俣武範先生に登場していただきました。僕は大学医局に所属することなく民間病院で外科医として修練してきましたが、猪俣先生は真逆で、母校の医局でキャリアを重ね、米ハーバード大学に研究留学するなど、まさに“王道”を歩まれています。同時にボストン大学でMBAを取得し、現在は大学病院の経営にも参画するなど、一臨床医を超えたビジョンも持っています。昔から付き合いがありましたが、今日は改めていろいろお聞きしたいと思います。 最初に猪俣先生が参加された「働き...