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AJMC山下会長「一方的に破られると対応できない」

レポート 2019年8月7日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

全国医学部長病院長会議会長で山形大学医学部長の山下英俊氏は8月6日に日本医師会と合同で行った記者会見で、山形県が県立河北病院の診療体制の見直しを含む経営健全化計画を策定したことについて「山形には蔵王協議会があって大学も医師会も県も入っており、その枠組みを使ってほしい。一方的に破られると対応できない」と述べ、協議会を通じての交渉を改めて求めた。 AJMC会長の山下英俊氏 山形県は5月に山形県立河北病院経営健全化計画案を公表し、7月に決定(同県のホームページを参照)。小児科など外来のみで入院を行っていない診療科について「専門コンサルタントの分析結果において、不採算となっているとの指摘を受けている」などとして、体制を見直す方向性を示している。 合同記者会見は、同病院に関わる状況や、8月1日に中央医療対策協議会が「これまでの議論の整理」をまとめ厚生労働省医政局地域医療計画課長通知が都道府県、日医、大学医学部あてに発出されたことを受けて行われた(通知は、日医のホームページを参照)。中対協の整理では、地域医療構想や医師確保対策、医師の働き方改革などを理解して整合的に政策を行っていくため、都道府県の...