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医療クラスター「健都」に新築移転 - 国立循環器病研究センター病院◆Vol.1

レポート 2019年8月9日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

国立循環器病研究センターは7月1日、JR吹田操車場跡地で再開発が進む「北大阪健康医療都市」、通称「健都(けんと)」に新築移転した。JR新大阪駅から3駅、8分のJR岸辺駅の駅前という好立地。駅からはペデストリアンデッキでつながり、雨に濡れずにセンターに行くことが可能だ。 国立循環器病研究センター外観イメージ図。右下のペデストリアンデッキがJR岸辺駅につながっている(提供:同センター。以下、同じ) センターは、「エントランス棟」、「病院」、「研究所」の3棟から成る。敷地面積は約3万m2。延べ床面積は、病院が約8万m2、研究所が約3万4000m2で、移転前の約1.5倍に拡大した。東端の「研究所」から、西端の「エントランス棟」までは約280mもある。総事業費は、約580億円(土地、建物代)で、設備機器等の購入費が約200億円だ。 病院は地上10階、地下2階。従来は許可病床612床だったが、実稼働に合わせ、550床に減らした。手術室は従来の9室から12室に増やし、手術室と心・脳血管X線撮影装置を組み合わせたハイブリッド手術室を4室も設け、各室には異なる4社のメーカーのシステムを導入し、ハイブリッ...