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ハイブリッド手術室4室、ICU等も大幅増 - 国立循環器病研究センター病院◆Vol.2

インタビュー 2019年8月15日 (木)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――新病院の建築に当たっての基本的なコンセプトをお教えください。 国循は1977年に創設、2010年4月には独立行政法人化、2015年4月から国立研究開発法人として運営しています。「循環器疾患の究明と制圧」を理念に掲げ、「高度医療提供」、「最先端研究推進」、「リーダー的人材育成」、「高い倫理性と安全性の実現」、「やりがいのある職場環境づくり」の5つが基本方針です。 その理念、基本方針の下、この7月1日に、北大阪健康都市、すなわち「健都(けんと)」の中心に位置し、拡張性のある場所に移転しました。研究所と病院が一体となり、研究から臨床までを一貫して取り組むのがコンセプトです。延べ床面積は約1.5倍になり、各種施設・設備を充実させることができました。 院長の小林順二郎氏。 特徴の一つが、研究所の研究開発基盤センターを改組し、病院と一体となった最先端研究を進めるため「オープンイノベーションセンター」を設けたことです。中には「オープンイノベーションラボ」として、既に12の大学・企業が入ることが決まっています。大学は大阪薬科大学、企業としてはキャノンメディカルシステムズ、クロスエフェクト、コニカミ...