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スポーツ医学の知識を「検定」で広める - 日本スポーツ医学検定機構代表理事の大関信武氏に聞く

インタビュー 2019年8月10日 (土)  まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

一般の人へのスポーツ医学知識啓発を目的に2015年からスタートした「スポーツ医学検定」。発起人で、一般社団法人日本スポーツ医学検定機構代表理事の大関信武氏(東京医科歯科大学再生医療研究センタープロジェクト助教)に「検定」の効果や、医療者がスポーツ医学にどう向き合うべきかを聞いた(2019年7月10日にインタビュー)。 ――大関先生が代表理事を務める「スポーツ医学検定」はどのようなものでしょうか。 スポーツに関わるメディカル関係者のみでなく、一般の人への啓発を目的とした検定試験です。私が代表理事を務める「日本スポーツ医学検定機構」が主催しており、2017年5月に第1回の検定試験を行いました。6回目となる次回は12月8日に全国5カ所で開催する予定です。 ――啓発が目的ということでしょうが、なぜ「検定」なのでしょうか。 スポーツドクターをしていると、運動が原因で怪我をする人をたくさん診ますが、日々、ブラッシュアップされているスポーツ医学の知識が現場にはなかなか届いていないことを実感します。メディカル関係者の中だけで知識が増えていっても、怪我を減らすところになかなかいかない。スポーツに関わるス...