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救命医療の先取りに自負、仲間を募集◆大阪府三島救命救急センター Vol.2

レポート 2019年8月19日 (月)  大西裕康(m3.com編集部)

人材不足による経営難から起死回生を図るため運営費を募るクラウドファンディング(クラファン=CF)を実施し、約1週間で当初の目標金額である2000万円を達成した大阪府三島救命救急センター(CF実施の経緯などはVol.1を参照)。CFで調達した資金を使って不足している人材を非常勤やスポットのアルバイトで確保し、当座の運営安定化を図るが、本当の最重要課題は常勤職員の確保。特に救命医療を担う常勤の医師仲間が必要だ。 同センター所長の小畑仁司氏は、「当院は各科専門医が最初から一堂に会し、初療から根本治療に直結する医療に取り組んでいる。時代を先取りした治療の在り方だと思っており、ぜひ、『やってやろう』という気概のある先生と一緒に働きたい」と語る。”三島流”とも言える医療の特徴については、「特に、多発外傷などが分かりやすい。頭、体幹、あちこちの部位に生じた骨折などを同時に治療するか、優先順位を決めて治療していくのかを判断する速度に自信がある。体感してもらうと分かると思う」(小畑氏)。 福田氏 CF発案者で、同センター副所長兼診療部長の福田真樹子氏は、一緒に働きたい医師像について「執刀医としてメインを...