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サブスペ「病院総合診療医」、2020年度から養成へ

レポート 2019年8月10日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本病院総合診療医学会などから成る「病院総合医育成コンソーシアム」は8月9日、都内で会見し、「病院総合診療専門医制度認定プログラム」を作成、2020年度から養成を開始する方針を明らかにした。研修期間は3年だが、総合診療専門研修との連動研修を行えば、最短1年に短縮できる。 日本専門医機構の総合診療専門医のサブスペシャルティ専門医として今年3月に申請済みで、申請が認められなくても養成は開始する予定。同機構の2020年度研修開始の専攻医登録は9月にも予定されており、それに合わせて広く告知を行うという。 日本病院総合診療医学会副理事長の田妻進氏は、「総合診療専門医を取得した後、家庭医療ももちろん大事だが、病院の中でキャリアアップをしていく道筋、つまり病院の管理ができ、症候や治療に対応できるホスピタリストというキャリアを示すことで、総合診療の専攻医登録が増えることを期待している」と説明。「サブスペシャルティ専門医については、議論自体が現在、ペンディングされている状況であり、学会としては粛々と進め、資格者を増やしていく努力をしていく」。 田妻進氏(左)と、竹村洋典氏(右)。 同コンソーシアム世話人...