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花粉症のOTC類似薬、保険適用除外や自己負担率の引き上げを

レポート 2019年8月23日 (金)  大西裕康(m3.com編集部)

健康保険組合連合会は8月23日、「次期診療報酬改定に向けた政策提言(政策立案に資するレセプト分析に関する調査研究結果IV)」を公表した。花粉症のOTC類似薬の保険適用除外・自己負担率の引き上げや、「リフィル処方箋」の導入などを提言している(詳細は健保連ホームページ)。 提言は▽一定の基準を満たした医療機関が初診の患者に対し上乗せしている診療報酬「機能強化加算」の見直し▽診療報酬に生活習慣病治療薬を選ぶ際に一定の制約を設ける「フォーミュラリ」の策定を盛り込む▽繰り返し利用可能な「リフィル処方箋」の導入▽門前薬局以外の薬局の算定を想定した「調剤基本料1」の要件見直し▽花粉症治療に用いるOTC類似薬全般の保険適用除外や自己負担率を引き上げる――の5項目。 健保連が各健保組合の協力を得て集めた計2億7537万件のレセプトデータを分析した結果に基づく。レセプトデータの内訳は、2016 年度7075 万件(2016年10月~3月診療分)、2017年度1億3823万件(4月~3月診療分)2018 年度6639 万件(4月~9月診療分)の計2年間。 機能強化加算については、「地域包括診療加算や在宅時医...