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「予防医療プラザ」、5階建てで新築オープン - 倉敷中央病院◆Vol.1

レポート 2019年9月4日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

1166床という全国でもトップクラスの病床を有する急性期病院で、臨床研修病院としても全国的な知名度を誇る倉敷中央病院(岡山県倉敷市)がこの6月、「予防医療プラザ」をオープンした。建物(地上5階建て)と施設整備等に約50億円をかけ、MRIやX線CTを導入するなど、各種医療機器を揃え、一般健診から人間ドック、専門人間ドックまで幅広く対応できる体制を整えた。広さは従来の総合保健管理センターの約3倍になり、随所にソファを置くなど、アメニティーに配慮した、ゆとりのある設計になっている。 1階には「コラボスペース」や「マチカフェ」を、最上階の5階には約300人が着席できるホールをそれぞれ設け、地域住民向けの健康教室を開催するなど、健診・人間ドックの実施のみならず、疾病予防、健康づくりの総合的な拠点とすることを目指す。 運営面では、過去5年分、約6万人の健診等のデータを基に、AI(人工知能)を活用し、血圧やHbA1cなど計9項目の検査データの3年後の推移をシミュレーションするシステムも導入した。 1階:倉敷中央病院の「赤い屋根瓦」で統一感 従来の総合保健管理センターは、病院から約300m、徒歩で5分...