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オレンジ色の屋根をモチーフに街並み演出 - 倉敷中央病院◆Vol.4

レポート 2019年9月25日 (水)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

取材対応者 倉敷中央病院院長の山形専氏、常務理事・事務長の富田秀男氏 予防医療プラザ所長の菊辻徹氏、予防医療プラザ業務管理課課長の黒田弓子氏 倉敷中央病院施設・環境部建築課課長の渡辺浩通氏 ――「予防医療プラザ」の設計に当たって、工夫された点をお教えください。倉敷中央病院とは、テイストが異なるようです(『「予防医療プラザ」、5階建てで新築オープン』を参照)。 渡辺課長:倉敷中央病院の特徴は、オレンジ色の屋根。病院の敷地内には、今は保育園として使っている一番古い大正12年(1923年)築の建物がいまだに残っており、その屋根も、そして「予防医療プラザ」の屋根もオレンジ色です。病院およびその関連施設の屋根の色を統一することにより、統一感のある街並みになっていると思います。 倉敷中央病院は、病院建築として王道の部類に入ると思います。ヨーロッパのクラシカルなホテルみたいなイメージで設計され、外壁は白。院内には随所にレンガを用い、緑あふれる中庭があり、院内の絵や装飾タイル等は、民藝の芸術家のものがほとんど。院内に入るとほっとする感じがするのが、当院だと思います。 一方、「予防医療プラザ」は、大正時...