1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 医療データ活用で厚労省が新計画、AI・全ゲノム活用を推進

医療データ活用で厚労省が新計画、AI・全ゲノム活用を推進

レポート 2019年9月10日 (火)  長倉克枝(m3.com編集部)

厚生労働省は9月9日、「データヘルス改革推進本部」(本部長:根本匠・厚生労働大臣)の第6回会合を非公開で開催し、2021~2025年度を目標としたデータヘルス改革計画とその工程表を了承した(資料は、厚労省のホームページ)。全ゲノム情報等の活用やAI(人工知能)導入で、医療現場の負担軽減、個人が自身のスマートフォンなどで健康・医療等の情報を確認するPHR(パーソナル・ヘルス・レコード)の実現などを新たに 盛り込んだ。同本部は、2020年度までの計画を2017年7月に、工程表を2018年7月にそれぞれ公表しており、今回はその改訂に当たる。 9日に開催されたデータヘルス改革推進本部第6回会合 冒頭のあいさつで根本厚労相は「超高齢化社会に直面する日本で健康寿命の延伸などを進めるため、2020年度に向けたデータヘルス改革を進めてきたが、一方でAIなどの情報通信技術、ゲノム解析技術の進歩は目覚ましく、新たな技術をより質の高い医療・介護サービスにつなげていく必要がある。また医療・介護従事者の働き方改革の観点からも、現場の負担軽減や効率化につながるサービスが求められている」として、今回の計画改訂の背景...