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地域枠、自治医大卒医師、専攻医シーリング外での採用可能に

レポート 2019年9月11日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省は9月11日、医道審議会医師分科会医師専門研修部会(部会長:遠藤久夫・国立社会保障・人口問題研究所所長)に対し、地域枠医師や自治医科大学出身の医師は、シーリング(専攻医の募集定員の上限)の枠外での採用を可能とするなど、2020年度開始の研修プログラムに関する日本専門医機構への意見・要請案を提案、修文等は部会長一任の上、了承された(資料は、厚労省のホームページ)。 シーリングは、内科をはじめ、13の基本領域(診療科)で都道府県別に設定するのが骨子(外科など6診療科は対象外)で、今年5月の医師専門研修部会で了承された(『 2020年度専攻医シーリング、機構案通りに厚労省医道審で了承』を参照)。今回の措置は、都道府県から「特定の都道府県での勤務が義務づけられている専攻医に対する不利益が生じないような配慮が必要」との要望が挙がっていたことへの対応。5月時点でのシーリングが多少緩和されることになる。 要請案は、2020年度研修開始の研修プログラムについては、下図の3項目。さらに、研修プログラムの内容については、▽専門研修プログラムの全期間において研修先が計画されているプログラムのみ認定...