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日医 、米ジョスリン糖尿病センターと連携

レポート 2019年9月12日 (木)  小川洋輔(m3.com編集部)

日本医師会は9月11日の定例記者会見で、糖尿病の研究で世界的に知られる米・ハーバード大学医学部付属ジョスリン糖尿病センターと連携して、かかりつけ医が糖尿病の治療法を学ぶ「ジョスリン糖尿病研修会」を始めると発表した。都道府県ごとに糖尿病を専門としないかかりつけ医が25~30人集まり、半年にわたって、実際に抱える症例を基に、糖尿病に関する知見を深める。今年度中に3カ 所程度の都道府県医師会と連携して参加者を募り、研修を始める予定だ。 米ジョスリン糖尿病センターとの連携を発表する今村聡副会長 国内には糖尿病と疑われる人が1000万人いるとされているが、かかりつけ医の中には糖尿病を専門としない医師も多い。重症化予防のためには、初期段階から専門的な知見を生かした治療を施す必要性が指摘されている。 研修会では、まず講義を受けて、血圧やHbA1c のコントロール、禁煙や脂質制限の徹底が重要なことを学ぶ。その上で、各参加者が匿名化して持ち寄った症例を基に、治療の方針などについて糖尿病専門医とともに意見を交わすグループ討議を実施し、患者ごとの治療計画を立てる。その後、3~6カ月の間、自宅や勤務先でオンラ...