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加藤厚労相、全世代型社会保障検討会議は「社保審と整合性もって」

レポート 2019年9月12日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

第4次安倍第2次改造内閣で2度目の厚生労働大臣に就任した加藤勝信氏は9月12日に記者会見し、来週にも設置される全世代型社会保障検討会議と厚労省の社会保障審議会について「我々の施策はかなりの部分がそれぞれの審議会を経て、具体的な実行へと進んでいく。当然、流れとして整合性をもってやっていく必要がある。今回の会議だけでなく、社会保障審議会等で努力していかなければならない」と述べ、従来から厚労省にある審議会との関係も考慮しつつ進めるべきとの考えを示した。 全世代型社会保障検討会議で何が焦点になるかとの質問については、「どういう幅のものをどういう風にやるかが示されていないと承知しているので、そのうちどこかと言われてもまだ早い」とかわしたが、団塊の世代が全員後期高齢者となる2025年や、高齢者数がピークを迎える2040年を見据えて「全体のシステムをどうしていくかという観点から議論していく。パーツだけでなく、全体に対する見通しを共有しながら答えを出していくことが大事で、国民の将来への懸念の払拭、安心につなげていく」と述べた。 10月に迫った消費税率の10%への引き上げに関してさらなる引き上げの是非や...