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31日以上の処方が増加傾向

レポート 2019年9月12日 (木)  大西裕康(m3.com編集部)

調剤全体に占める「31日以上の処方」割合が増加傾向にある。2018年社会医療診療行為別統計によると、「調剤料(31日以上の場合)」の算定回数を調べた結果、2018年6月のレセプト審査分では31日以上の処方が25.6%を占めた。前年同月比で1.6ポイント増、2012年との比較(社会医療診療行為別調査より)では6.0ポイント増えている。9月11日、厚労省が中医協総会で示した(資料は、厚労省のホームページ)。 厚労省ホームページ 要因の1つが内服薬の「調剤料(31日以上の場合)」を算定する回数の増加。6月のレセプト審査分の比較では2018年が1720万2363回と前年比110万3507回増となっている。 薬剤関係では、後発品の使用促進に寄与する一般名処方の割合も増加している。2018年6月分で3280万453回と前年同月比で372万2196回増えた。 後発品使用割合、入院では順調に増加? 後発品の使用促進策として医療機関の体制を評価する診療報酬の算定回数で見ると、入院で増えている一方、診療所では減っていた。使用割合ごとに4区分ある「後発医薬品使用体制加算(入院)」の算定回数は、計10万721...