紹介状なし初診の保険外負担「5401円以上」は20病院

厚生労働省は9月11日、中医協総会で保険医療機関が患者から徴取している選定療養費の状況を報告した。2018年7月1日時点で紹介状なしの初診に対し、200床以上の病院が保険診療分に上乗せする形で徴収できる選定療養費は、報告のあった1311病院の平均が3251円（税込み）だった。最高額は1万800円、最低は10円。5401円以上を徴収しているのは20病院で、報告病院数が毎年変わるため単純比較できないものの、前年に比べ5病院増えた。 金額階級別で見ると初診の選定療養費は「4861～5400円」が最も多く354病院。次いで「1621～2160円」の185病院、「2701～3240円」の182病院、「1080～1620円」の154病院などと続いた。 200床以上の病院が再診料に上乗せで徴収する選定療養費は、報告した506病院の平均が2340円、最高は8640円、最低は10円だった。 差額ベッド代10万8001円以上は全国に43床 2018年7月1日時点で差額ベッド代を徴収していた病床は計26万7590床で全体の20.5％。1日当たりの平均徴収額推計は全体が6258円だった。このうち1人室は全体の...