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千葉県内の71病院が停電中、台風15号の影響続く

レポート 2019年9月13日 (金)  大西裕康(m3.com編集部)

9月9日22:30頃に千葉県上空の航空機内からとらえた様子。千葉市など東京に近い沿岸部(写真上部)以外はほとんどの地域で暗闇が広がっていた。 9月9日に関東地方へ上陸した台風15号の影響で、特に千葉県内で病院が停電するなどの大きな被害が出ている。9月13日13時の時点でも71病院が停電中。全入院患者を他の病院へ搬送せざるを得なくなった病院もあった。 東京電力ホールディングスの傘下で一般送配電事業を担う東京電力パワーグリッドの発表によると、台風15号の影響で停電した最大軒数は9月9日午前7時50分時点の約93万4900軒。最も多い千葉県では、約63万7100軒に上る。次いで神奈川県の約14万1500軒、茨城県の約9万9200軒などとなった。 復旧は進んでいるものの9月13日17時時点で千葉県内の停電軒数が約18万7200軒と、まだ広範囲で停電は続いている(千葉県内の詳しい停電状況などは、東京電力パワーグリッドのホームページ)。 停電の範囲が広かったこともあり、被害を受けた病院も千葉県内がほとんど。厚生労働省が被害状況などを9月9日から時系列で公表している文書「令和元年台風15号による被害...