東京医科歯科大、2年ぶり1位―2019年度マッチング中間

2019年度医師臨床研修マッチングの「中間公表」の結果が9月20日に公表された。防衛医科大学校と2017年4月に医学部を新設した国際医療福祉大学を除く、全国80の大学病院本院を「1位希望」として登録した人数でランキングすると、76人の東京医科歯科大学が1位で2年ぶりに1位となり、62人の大阪医科大学が16位から大きく順位を上げて2位タイとなった。1位、2位に東京大学と東京医科歯科大以外の大学が入るのは、m3.com編集部が大学ランキングの集計を始めた2008年度以降では初めて。2018年度1位だった東大は2位タイに後退した（市中病院は『虎の門病院、2年連続1位－マッチング中間』を参照）。 大学病院本院を「1位希望」とした総数は1959人で、2018年度の2218人から1割強に当たる259人減少。2017年度は2319人で、大学病院本院の人気低下が続く状況となっている。募集定員も、2016年度の4197人、2017年度の4084人から2018年度は4050人、2019年度は3956人と減少傾向にある。 「中間公表」の段階で定員に対する1位希望人数の割合（定員充足率）が100％に達したのは...