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卒後8年目の医師が総合診療科、立ち上げ - 帯広協会病院・総合診療科◆Vol.2

インタビュー 2019年10月22日 (火)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――先生ご自身は今、卒後何年目でしょうか。 今、卒後12年目。帯広協会病院に来たのは、卒後8年目の終わりの2016年2月です。 ――総合診療科の責任医長として新しい診療科を立ち上げるのに、不安などはなかったのでしょうか。 臨床もそうですし、マネジメントもまだまだ経験不足だったので、不安はありましたが、私は帯広市出身なので、「地元だから、何とかなるかな」という楽観的な気持ちも大きかったですね。逆に「地元だからこそ逃げ出せない」という思いもありましたが。マネジメントの面では、北海道家庭医療学センターの2年間のフェローシッププログラムで、経営やマーケティングなどを学んでいなければ、たぶんできなかったと思います。 総合診療科の責任医長を務める堀哲也氏は、臨床だけでなく、教育も重視。「教育のクオリティーを上げることが、結果的に帯広、十勝の診療の質にもプラスになると思っています」。 ――総合診療科の立ち上げに当たってはどんな準備をされたのでしょうか。 北海道家庭医療学センターが帯広協会病院に対し、総合診療科の医師を派遣する話は約1年前から進めていたので、それと並行して私は約1年間かけて全国の複数の...