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総合診療医、活躍の場は「病院と診療所」- 帯広協会病院・総合診療科◆Vol.3

インタビュー 2019年10月28日 (月)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――今、医療界では、医師の働き方改革が重要なテーマであり、医師不足の折、病院総合医が、臓器別専門医と協働することで改革を進めているケースもあります。先生方の時間外労働は今、どれくらいなのですか。 指導医4人のうち、2人は育児中の女性です。最初から子育て等を前提とした働き方にしないと長続きはしないと考えていました。理想は午後5時までの勤務ですが、入院患者が増えたり、回診に時間がかかるともう少し延びてしまいますが、午後6時には終わるようにしています。 ただ私自身については、週末も各種の講習会、勉強会などがあり出張も多く、時間外労働はもっと多いです。日中も忙しいですね。コールセンター並みに電話が鳴ります(笑)。総合診療科が診る患者は、自分たちの病棟だけではく、全フロアにわたっています。例えば、整形外科病棟に入院し、内科的な管理を必要とする患者さんも診ているからです。救急や紹介の患者さんの受け入れについても、私のところに相談が来ます。その他、北海道家庭医療学センターの週2回程度の会議にも、テレビ会議システムで参加しています。 当院全体では当直は月1回程度。また総合診療科は主治医制ではなく、チー...