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令和最大のテーマ「人口減少社会のデザイン」に取り組む - 広井良典・京都大学こころの未来研究センター教授に聞く◆Vol.1

インタビュー 2019年10月7日 (月)  長倉克枝(m3.com編集部)

超高齢社会に向かう日本で持続的な医療のためにはどうしたらいいのかーー。そんな課題に真正面から切り込んだ『持続可能な医療』(筑摩書房)を昨年上梓し話題となった京都大学こころの未来研究センター教授・広井良典氏の『人口減少社会のデザイン』(東洋経済新報社)が9月20日に刊行された。広井氏は、旧厚生省勤務を経て、大学に籍を移し、医療経済や社会保障の政策研究に取り組んできた。本を書いた背景、本に込めた思いについて広井氏にお伺いした(2019年9月18日にインタビュー。全3回の連載)。 広井良典(ひろい・よしのり)氏 京都大学こころの未来研究センター教授 1984年東京大学教養学部卒業(科学史・科学哲学専攻)、1986年東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。同年より1996年まで厚生省勤務。1996年千葉大学法経学部助教授、米マサチューセッツ工科大学(MIT)客員研究員を経て2003年千葉大学法経学部教授、2016年より現職。公共政策と科学哲学が専門。医療や福祉、社会保障などの政策研究など。著書に『ポスト資本主義 科学・人間・社会の未来』(岩波書店)、『持続可能な医療』(筑摩書房)など多数。 ...