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産業医、時々「当直医」、4つの得あり

オピニオン 2019年10月14日 (月)  神田橋宏治(医師、DB-SeeD社長)

さて17回目です。 僕の本業は産業医だったり、会社経営だったりするのですが、収入としては病院の当直もかなりの割合を占めています。ということで、今回は当直に関するさまざまな話です。 今も内科当直に月4~6回くらい行っています。もともと当直は好きだったのですが、産業医を本業にしてからは患者さんに触れる機会が少なくなったので増やしました。東京都内の内科外科の合計で僕1人のところから、各科合わせて5人程度当直しているところまでいろいろです。どこも2次当直ですが、手に負えないと思った患者はいずれも近所の高次病院が引き受けてくださるので、乏しい頭を必死に回転させながらなんとか当直しています。 個人的意見として現世的な意味だけで言っても、当直には4つの得があります。 1. まずは当直すると当直料が入ること 2. 当直しているとお金を使わないので「1」の効果が倍増すること 3. 患者の状態にもよるが結構休めるし、気分転換にもなること 4. 当直中はお酒を飲めないので、休肝日が週1日追加できること 最後のは余計ですか。 今まで30カ所以上当直に入りましたでしょうか。最初の当直はまだ医師になって1週間目く...