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台風19号、11都県、60病院が浸水・停電・断水被害

レポート 2019年10月14日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省は台風19号による医療機関等の被害状況を公表、10月14日午前6時現在で、11都県、計60病院で、浸水、停電、断水の被害を受けたことが確認された。うち他院への患者搬送が必要となったのは、東京都と長野県の各1病院(資料は、厚労省のホームページ)。 東京都の1病院では、浸水被害が発生。病院周辺も浸水しているため、全ての入院患者(約190人)について、都の医療救護班(東京DMATの車を活用)、自衛隊、系列病院の救急車等を利用して搬送を完了させた。 長野県の病院では、停電となり、電源車が到着するも病院の全ての電源をまかなえるものではなかったため、一部の入院患者を搬送、最終的には全ての患者を他院に搬送した。 被害を受けた内訳は、福島県(6病院)、栃木県(8病院)、埼玉県(5病院)、東京都(4病院)、神奈川県(9病院)、長野県(6病院)、静岡県(2病院)、岩手県(1病院)、茨城県(9病院)、宮城県(2病院)、千葉県(8病院)だ(厚労省の資料順。新潟県、群馬県、山梨県については、病院への浸水被害及び停電被害が確認されていない)。 60病院のうち、浸水被害を受けたのは11病院で、他院への患者...